今回は、大阪の実業家「広岡信五郎」をご紹介しようと思います!
前に「渋沢栄一」の紹介をさせて頂きましたが、
広岡信五郎も日本の発展に欠かせない人物ですので、ざっくりとご説明をしていきます。
渋沢栄一の記事はこちら理研ビタミンと渋沢栄一
広岡信五郎ってどんな人物?
広岡信五郎とは、NHKの朝の連続テレビ小説「あさが来た」のモデルとなった広岡浅子の夫です。
大坂の豪商・加島屋屋久右衛門家の8代目当主である広岡久右衛門正饒(まさあつ)の次男として生まれ、後に弟が当主となる「加島屋」の立て直しを妻・広岡浅子と行いました。
広岡浅子は、大同生命(T&Dホールディングス)の創立に大きく貢献し、
日本女子大学の設立にも奔走しました。
日本女子大学の設立にあたり、協力を求めた人物の中に「渋沢栄一」も含まれています。
また、生まれは三井小石川家であり「三井十一家(三井財閥)」の一角です。
実業家として
明治以後の日本の経済発展に大きく影響した人物に、大阪の五代友厚がいます。
日本経済の発展に寄与した「東の渋沢、西の五代」という言葉があります。
その五代友厚が設立した「大阪株式取引所(現:大阪取引所)」の肝煎り(理事、現在の取締役)に
なったのが「広岡信五郎」でした。
その後、近代紡績の発展が必要との渋沢栄一らの主唱で大阪紡績(現:東洋紡)が設立されると、
次々と紡績工場が出来ていき、大阪の財界人と尼崎の財界人が共同出資して出来たのが
「尼崎紡績」(現:ユニチカ)です。
(広岡信五郎は尼崎紡績の初代社長に就任しています。)
紡績工場が増えていくと、綿花の調達にも商社が必要となり、
紡績工場の首脳が集まって「日本綿花」(現:双日)が創立されました。
(広岡信五郎も発起人として名を連ねています。)
日本綿花から登場した会社
日本綿花は社名を日綿實業に名前を変え、世界との取引を増やしていきます。
アメリカからリースのノウハウを会得し「オリエント・リース」(現:オリックス)を設立したり、
世界最大のビスケットメーカーである米国のナショナル・ビスケット社と山崎製パンをパートナーに合弁会社「ヤマザキ・ナビスコ」を設立したりしました。
さいごに
上手くまとまりませんが、一人の人物を掘りさげ調べていくと、様々な企業に関与していることが分かります。
「広岡信五郎」「広岡浅子」「渋沢栄一」「五代友厚」ら日本経済の礎を築いてきた人物を良く知ると、株式投資をするのも楽しくなってきますね(*^_^*)
おまけ(銘柄紹介)
T&Dホールディングス(大同生命)
株価 1424円
配当金 56円(利回り 3.93%)
株主優待 なし
ユニチカ
株価 345円
配当金 0円
株主優待 なし
東洋紡
株価 1337円
配当金 40円(利回り 2.99%)
株主優待 なし
双日
株価 337円
配当金 14円(利回り 4.15%)
株主優待 なし
*10月1日に 5株→1株に併合されます
オリックス
株価 1900円
配当金 78円(利回り 4.11%)
株主優待 優待カードとカタログギフト
山崎製パン
株価 1550円
配当金 22円(利回り 1.42%)
株主優待 1000株以上~(3000円相当自社製品)
おわり!